アルミ缶のリサイクルは本当に環境に優しいのか?
アルミ缶がよく利用されている理由
①リサイクルの優等生・・・アルミニウムは、ボーキサイトから電気エネルギーを大量に消費して製造されます。このことから「電気の缶詰め」とも呼ばれています。しかし、アルミニウムは一度金属になると再生させる際には新造時の3%しか電力を消費しません。つまり新しくアルミニウムを作るのに比べてかなり少ないエネルギーで再びアルミニウムを作れるところから、リサイクルの優等生と呼ばれています。
②様々なエネルギーが節約できる・・・まずアルミニウムの一番の特徴は、金属なのに軽いところです。重さは鉄の3/1程度しかありません。
つまり飲料などを最小限なエネルギーで運搬できます。また、アルミニウムは熱伝導率の高い金属でもあります。そのため最小限のエネルギーでアルミ缶を冷やしたり、暖めたりできます。
③衛生的・・・アルミニウムは錆びにくいという性質を持っているため、アルミ缶の中身は長い間衛生的に品質を守ることができます。アルミ缶のリサイクル方法まずはゴミの中から分別したアルミ缶を軽く水で洗います。洗い終わったら、少しの時間アルミ缶を逆さまに置いて水を切ります。
次に水を切り終わったアルミ缶を潰します。潰し方としては真ん中を潰し、さらにコンパクトにするため両サイドも潰します。これでリサイクルに出す準備が整いました。別に注意することがあります。それは、アルミ缶のタブや、アルミボトルのフタは別々に分けないでリサイクルに出すことです。
アルミ缶のタブや、アルミボトルのフタも本体と同じアルミ合金でできているため分ける必要はまったくありません。アルミ缶のリサイクルは完璧なのか?こんな便利で省エネの観点から見てすばらしいアルミニウムですが、本当にリサイクルするうえでは完璧と言えるのでしょうか?実はそうではありません。再生させる際に不純物を除去するためにさらにエネルギーが必要になってしまいます。とは言うものの、アルミニウムを節約することによって省くことのできるエネルギーはとてつもない量になります。
平成22年度には新たにアルミニウムを作り出すのに必要なエネルギーと比べて、日本の家庭電気料金で表すと約1,333億円分節約できたという結果があります(60,6億kWhの電力量)。無駄が多少は生じるものの、やはりリサイクルの優等生であるアルミニウム。みなさんもぜひ積極的にアルミ缶などのリサイクルに協力してみましょう。